人工妊娠中絶に猛反対派していた米テキサス州出身の女性がこのほど懐妊。しかし自分の生命が脅かされる可能性があると分かると、中絶が合法な州に避難し、手術を受けたようだ。

妻ケイリーさん(29)は「典型的な中絶反対派のテキサス人」だったが、3度の流産を経験。血栓や感染症など複数の合併症を起こし入院したことから、人生で初めて「妊娠は危険なもの」と認識したようだ。
そんな彼女が去年11月に再び懐妊。しかし胎児は複数の臓器や遺伝子に疾患があり、死産の可能性が非常に高かった。出産予定日まで赤ん坊を身ごもることは母体に大きな危険を及ぼすことが分かったが、地元テキサスでは彼女がかつて支持していたように中絶禁止を打ち出していた。
そこで彼女はニューメキシコ州へと避難し、中絶手術を受けることになった。

「生まれ育ったことに誇りを持っていた土地にこれほどまでに裏切られたと感じたことはなかった」と明かしたケイリーさん。「どうして女性を傷つけ赤ん坊を苦痛の中で産ませる(中絶禁止の)法律を可決できるわけ?これのどこが人道的なのよ」と訴えている。
テキサス生まれのデスペイン夫妻は、これまでどちらも熱心な中絶反対派だった。

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