■南極の「ドゥームズデー氷河」、崩壊なら数メートルの海面上昇も 「爪の先で」持ちこたえている状況と研究者

(CNN)南極大陸の氷河の一つについて、今後数年間で急速に崩壊する可能性があると研究者らが警鐘を鳴らしている。実現すれば急激な海面上昇を引き起こし、氷河自体消滅する恐れがあるともしている。

当該のスウェイツ氷河は、崩壊の危険が高いことや世界的な海面上昇を引き起こす脅威などから「ドゥームズデー(最後の審判の日、この世の終わりの日)氷河」の異名をとる。5日刊行の学術誌、

ネイチャー・ジオサイエンスに掲載された論文によると、地球温暖化に伴い、同氷河は海面下の基部が減退しつつある。このまま融解すれば、数メートルの海面上昇を引き起こす可能性がある。

中略

スウェイツ氷河は南極西部に位置する地球上でも最大規模の氷河で、その大きさはフロリダ州を上回る。

ただ南極西部の氷床はさらに広大で、米航空宇宙局(NASA)によると、そこに閉じ込められている氷は地球の海面を最大4.8メートル上昇させる水準だという。
https://news.livedoor.com/article/detail/22805868/