「こども食堂」を運営していると自称していました。2カ月前、自宅で男子中学生に酒を飲ませたとして39歳の男が逮捕されました。
濱元晋一郎記者「地域の人の話によると、こちらの駐車場で少年たちが飲酒や喫煙をしていた様子がたびたび目撃されていて、中には制服の子もいたということです」
警察によりますと那覇市に住む自称・自営業の真喜志康一容疑者(39)は6月2日の夜10時ごろから約2時間、自宅に招き入れた中学3年生の少年に酒を飲ませた疑いが持たれています。
真喜志容疑者は「子ども食堂」を運営していると周囲に漏らしていました。「未成年にたばこを吸わせたり、酒を飲ませたりしている」と今年5月下旬に市役所などから警察に通報が寄せられていました。
周辺住民「週1でいろんな事が起こるくらいの感じで騒がしかったです。本人はあくまで自称ですけど”悩める子ども達を助けているんだ”という風には言っていて、周りにはそうは見えないので」
那覇市社会福祉協議会は子ども食堂全体の印象が悪くなってしまうと今回の事件による余波を懸念しています。
那覇市社会福祉協議会地域福祉課真栄城孝課長「地域の中でボランティアで行っていますので、こういった事案が出るととても残念だなと思いますボランティアで頑張っている方に水を差すようなことをして、大変憤りを感じています」
協議会のネットワークには約50カ所の子どもの居場所が加入していますが、真喜志容疑者の店舗は登録がありませんでした。
那覇市社会福祉協議会地域福祉課 真栄城孝課長「せっかく地域の中で、こういった子どもの居場所がですね、浸透しつつありますので、ぜひ流れを止めないでほしいなと思っております」
警察の調べに対して真喜志容疑者は「間違っている点はあるが心当たりはある」と容疑を一部否認しています。
ほかの中高生にも飲酒や喫煙をさせていた可能性があり余罪の捜査が進められています。
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