今、街の焼き肉店が窮地に立たされています。その背景には、ウクライナ情勢が影響しているようです。

 食肉の価格が高騰する“ミートショック”の影響で、廃業寸前に追い込まれる焼肉店が相次いでいます。

 韓国料理東京ガーデン、ソン・ウンヒ店主:「大変。やめるかもしれない。やめたいくらい。1カ月に
『肉の値段が3回上がる』と言われた時は本当にびっくり」

 和牛の卸売り価格は2年前に比べ、2割近く高騰しています。

 「焼肉の聖地」とも呼ばれ、多くの焼肉店が集まる東京・荒川区の三河島エリア。

 焼肉モランボン・金田聖哲店主:「ハラミとかタンとかが高騰してて品物を集めるのが大変。
品薄でないのでハラミは8月からまた値段が上がった」

 和牛の内臓の卸売価格は、去年より3割以上も高騰。

 高騰の背景には、ウクライナ情勢の影響も。トウモロコシなど、
ウシの飼料が高騰したことが、食肉の値上がりに拍車を掛けています。

 さらに、輸入牛肉は輸送コストの上昇や円安の影響で割高に。
アメリカ産の牛タンはコロナ前に比べて1.5倍に高騰しています。

 街の焼肉店からは嘆きの声が。

 韓国料理東京ガーデン、ソン・ウンヒ店主:「お客さんも値段を
上げたらもっと来なくなる。友達もいっぱい店をやめている今」


https://news.yahoo.co.jp/articles/0bfa31b7764560c82a29dc25a1ee4047edfeebad