「ソニーがGame Passへのゲーム配信を妨げている」?―ブラジルでのマイクロソフト主張の真贋は、そして『CoD』は独占にはせず
Activision Blizzard買収に際し、現在ブラジルの国家競争当局で審査中。

マイクロソフトは、Activision Blizzardの買収の審査に際し提出した文書の中で、ソニーがGame Passからゲームを排除するためにお金を支払っているとする主張を行っていたとされることが明らかになりました。The Vergeなどを始め多数の海外メディアが報じています。

ゲーム業界を揺るがす話題となった、マイクロソフトによるActivision Blizzardの買収劇。両社間では買収の基本的な合意は取れているものの、規模の大きさなどもあり、各国で独占にあたるものではないかなどの審査が行われており終了の見通しは完全には立っていません。今回の主張は、そんな中、同社がブラジルの経済防衛行政審議会に提出したとされる書類で語られたものです。

「Game Passの拡大を継続するマイクロソフトの能力は、成長を抑制しようとするソニーの欲望によって妨げられてきた」とするこの書類。内容を詳しく見るとそこで展開されているのは、ソニーは開発者がGame Passなど競合するゲームサブスクサービスへのコンテンツ追加を防ぐために、「ブロッキング権」の代金を支払っているとした主張です。

しかし、マイクロソフトが言うところの「ブロッキング権」は必ずしも手放しで信じられるものでもありません。独占契約時の契約金や、ソニーがパブリッシングするサードパーティタイトルの契約で他のサブスクサービスには提供しないようにする、一般的な契約でしかない可能性が十分にあるからです。

少なくとも本記事の執筆時点では、悪意を持った行動の実存を示すものはなく、本主張に対してのソニー側からの反論も明らかにされていません。

https://www.gamespark.jp/article/2022/08/11/121172.html