アメリカのバイデン大統領と中国の習近平国家主席が電話による首脳会談を行い、台湾情勢をめぐってはバイデン大統領が一方的な現状変更に反対したのに対し、習主席はアメリカの干渉だと強く反発し、意見の対立が際立つ形となりました。一方で、両首脳は対話は継続し、今後、対面での首脳会談の時期を模索していくことで一致しました。

アメリカのバイデン大統領と中国の習近平国家主席は日本時間の28日夜、電話による首脳会談を行い、ホワイトハウスによりますと会談はおよそ2時間20分続いたということです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220728/K10013741171_2207290506_0729050909_01_04.jpg

ホワイトハウスは会談後、声明を発表し、台湾情勢について、バイデン大統領がアメリカの「1つの中国」政策に変更はないとしたうえで、「現状を変更したり、台湾海峡の平和と安定を損なったりする一方的な行動に強く反対する」と強調し、中国をけん制したとしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220728/k10013741171000.html