火星表面に落ちていた謎の「ひも」、NASA探査車が発見

探査車「パーサビアランス」が火星の砂の上に落ちている奇妙なひも状の物体を撮影した

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)の探査車「パーサビアランス」がこのほど、火星の赤い
砂の上に落ちている物体をとらえた奇妙な写真を撮影した。謎の物体は「ひもの束」だった。

探査車の左前部にある危険回避用カメラが今月12日、明るい色の物体を捉えた。
写真を見た人からは、スパゲティのようだとの声も出ている。

NASA関係者はこの物体について、パーサビアランスの着陸時に落ちたひもとの見方を示した。

NASAジェット推進研究所(JPL)パーサビアランス担当部門の報道官によると、このひもは
探査車本体か降下ステージから外れたものである可能性がある。降下ステージとはロケット
駆動のジェットパックに似た機構で、探査車を火星表面に安全に降下させるために使われる。

以前にパーサビアランスがこの一帯を訪れたことはないため、ひもは風に飛ばされてきた
可能性が高いと報道官は指摘している。

報道官によると、パーサビアランスは現在、「ジェゼロクレーター」と呼ばれる古代に形成
された三角州を探査中で、数十億年前の火星に存在した可能性のある微小生命体の
兆候を探しているという。このクレーターはパーサビアランスが2021年2月18日に
最初に着陸した場所に当たる。

パーサビアランスが4日後に同じ場所を訪れたとき、ひもは消えていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/74f482601f6956362fdbbb4230d6477027513c8d
http://uproda11.2ch-library.com/e/es000011255215874511225.jpg