【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が、米グーグルが運営する動画投稿サイト「ユーチューブ」に子どもが出演するチャンネルを開設し、体制宣伝に努めている。 ユーチューブの「Sary Violine」チャンネルには19日、平壌に住む少女・ソンアが暑い夏に冷たいかき氷を楽しむ様子を収めた短い動画が掲載された。
ソンアは友達と一緒にかき氷を食べた後、「皆さんが平壌に来るときは、この国で一番おいしいかき氷を紹介したい」と滑らかな英語で語った。また、「次回は紋繍遊泳場で会いましょう」と、次の動画の内容も予告した。紋繍遊泳場は、北朝鮮が金正恩(キム・ジョンウン)時代の代表的な業績に挙げる豪華ウオーターパークだ。
このチャンネルは全部で四つの動画が掲載されている。4月下旬に掲載した最初の動画で、ソンアは自身が英語を流ちょうに話す理由を「幼いころから母親に教わったため」と説明し、一番好きな本は「ハリー・ポッター」(J・K・ローリング著)だと紹介した。 北朝鮮がこうした「キッズユーチューバー」を積極的に使っているのは、グーグルによるユーチューブのチャンネル閉鎖を逃れることが目的とみられる。
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