「チャットで110番」聴覚障害者がアプリで通報訓練
2022年7月20日(水) 14:36 TBSNEWS
聴覚障害者など、音声による110番通報が困難な人が水難事故に遭遇したことを想定した訓練が多摩川で行われました。
神奈川県川崎市の多摩川で行われた聴覚障害者の110番通報訓練は、大雨により川が増水し中州に取り残されている人が
いるのを聴覚障害者が発見するとの想定で、神奈川県警高津署と警視庁玉川署と消防、聴覚障害者など30人が参加しました。
聴覚障害者が110番通報に使うのは、警察庁が開発し運用している「110番アプリシステム」です。
専用アプリをダウンロードすれば、スマートフォンの文字入力だけで警察担当者とチャット形式でやり取りができます。
通報内容を入力し、回答を押すと通報場所を管轄する警察本部にメッセージが届きます。
また警察署では、GPSで通報者の位置情報を確認することができます。
警察は「聴覚障害者は避難勧告が聞こえず災害が起きた場合、被害に遭う可能性が高いいざという時のために通報手段を知っておいてほしい」としています。
聴覚障害者
「アプリを使った方法で連絡できる方法があってよかった」
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/100116