参院選比例代表で、NHK党が「得票率2%」を満たし、公職選挙法の政党要件を維持することが確実となった。一方で、選挙区での当選者は0だった。

同党はNHKのスクランブル放送化を訴える「ワンイシュー(単一争点)」政党として活動。参院選では、選挙区に自民党よりも多い73人の候補者を、比例代表にユーチューバーで、新人のガーシー氏(50)など9人を擁立し票の掘り起こしを図り、政党要件を維持することに成功した。

公選法で政党と認められるためには、
①所属国会議員5人以上
②直近の衆院選か参院選で、比例代表か選挙区で2%以上を得票
――のいずれかを満たす必要がある。

同党は2019年の参院選比例代表で1議席を獲得し、選挙区で得票率2%以上を得て政党要件を満たしたが、21年の衆院選では議席を獲得できず選挙区、比例代表ともに得票率2%を達成できなかった。

https://mainichi.jp/articles/20220709/k00/00m/010/106000c