千葉県船橋市の非公認キャラクター「ふなっしー」の「地上降臨」10周年などを記念した企画展が1日、船橋市の津田沼パルコで始まった。
テープカットのイベントで、ふなっしーは「こんなに長く応援してもらえると思わなかったので、素直にうれしいなっしー。感謝しているなっしー」と述べ、激しいダンスで喜びを表現した。

ふなっしーは、2011年11月、船橋市名産の梨をモチーフに同市の個人が始めたご当地キャラクターで、「梨の妖精」とされる。
会場には、公式サイト「 274ch.ニーナナヨンチャンネル 」で配信した人気番組が流され、撮影で使った小道具も展示。
刀の収集家でもある、ふなっしーの秘蔵コレクションの一部も公開している。
イベントでは、松戸徹市長が「10年間、船橋市を愛し、アピールしてくれた。さらにファンを増やし、みんなが平和で笑顔で暮らせる社会につなげて」と祝った。

来年2月末に営業終了する津田沼パルコにとっては、1日は45周年の開業日。
野口香苗店長は「地元の皆さんに喜んでもらいたいと企画した。楽しい思い出の一つになれば」と話した。

企画展は27日まで。
入場料は一般500円で、船橋市に在住か通勤通学する人は、半額になる「ふな割」がある。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220702-OYT1T50123/