米国防総省は23日、ウクライナに最大4億5000万ドルの追加軍事支援を行うと発表した。高機動ロケット砲システム(HIMARS)4基を新たに供与するほか、沿岸・河川巡視船18隻と数千発の砲弾も含まれる。

ロシアによる2月24日の侵攻開始以降、バイデン政権はウクライナに61億ドルの軍事支援を行っている。

ウクライナ政府は23日、米国が供与したHIMARS第一弾が到着したと発表。戦争が長引く中、形勢逆転につなげたい考え。

バイデン大統領は先週、対艦ミサイルシステムやロケット弾、りゅう弾砲、砲弾など、ウクライナに対する総額10億ドルの武器支援を発表したばかりで、わずか1週間で追加支援を決めた。

ロシアはウクライナ東部ドンバス地方の制圧に向け戦力を集中させており、両軍の攻防は消耗戦の様相を呈している。

https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-usa-military-idJPKBN2O422F