イランのエネルギー省は、6月22日(イラン歴で来月初め)からイランでは仮想通貨マイニング企業への電力供給が遮断されると発表した。

エネルギー省のモスタファ・ラジャビ・マシュハディ報道官によると、イランで登録されているマイニング企業118社への電力供給が遮断される。テヘランタイムズが報じた。

マシュハディ氏は、先週、ピーク時の電力消費量が最高水準の6万2500メガワット(MW)を記録し、今後、電力消費量は6万3000 MWを超える可能性があり、そのため国は電力供給の制限を余儀なくされたと説明した。

イラン政府は2019年、産業活動としてのマイニングを承認した。イラン全土で多くの企業が安価な電力のおかげでマイニングを開始、これをイランの発電所は収益を増やす機会と見なした。

一方、登録されている企業のほかに、一部の違法なマイナー(採掘者)が家庭用電力を使用し始め、これがイランの電力産業における問題となった。


https://jp.sputniknews.com/20220621/11624573.html