北海道・知床沖で観光船が沈没した事故で、国土交通省は、運航会社の事業許可取り消しに向け、
会社側の主張を聞く聴聞を行った。

会社側は事前に提出した書面で、「事故の責任を会社のみに負わせるのはおかしい」と不服を訴えた。

北海道・知床沖で観光船「KAZU I」が沈没した事故をめぐり、国土交通省は14日、運航会社「知床遊覧船」の
事業許可取り消しに向け、会社側の主張を聞く「聴聞」を行った。

桂田精一社長は13日、代理人の弁護士を通して陳述書を提出していて、聴聞が行われる札幌の北海道運輸局には
姿を見せなかった。

「知床遊覧船」は、「出港判断の基準を順守しなかった」など、あわせて19件の違反が確認されていて、国交省は
速やかに行政処分で最も重い事業許可取り消しを決定することにしている。
https://www.fnn.jp/articles/-/374978