【主張】ミャンマーの混迷 危険への歩み見過ごすな

世界はロシアのウクライナ侵略に目を奪われているが、ミャンマー問題を忘れてはならない。

クーデターを起こした国軍が支配するミャンマーは、正常化への動きが少しも見られず、強権統治の既成事実化が進んでいる。

(中略)

米欧はミャンマーに制裁を科すが、国軍に武器を供与するロシアや中国は擁護に回っている。国軍がウクライナ侵略を「正当」とするのはあまりに醜い。

日本政府は国軍との「独自のパイプ」があるとして、ミャンマーへの対応で米欧とは一線を画してきた。そうであるならば、事態打開に向け、そろそろ成果を示してもらいたい。

https://www.sankei.com/article/20220521-XBV2DMTP4RPA3IDYPOU25CUFHQ/?outputType=amp