20日、茨城空港で旅客機が着陸しようとしたところ滑走路に自衛隊の車両がいたことから着陸をやり直し、運輸安全委員会は事故につながりかねない重大インシデントとして原因を調査することにしています。

国土交通省によりますと、20日午後3時ごろ茨城空港でフジドリームエアラインズの旅客機が着陸しようとしたところ、管制官が滑走路に自衛隊の車両がいるのを確認しました。
旅客機は着陸をやり直し乗客と乗員、合わせて47人にけがはなく、機体の損傷もないということです。
国土交通省は、事故につながりかねなかったとして、重大インシデントに認定し、運輸安全委員会が、航空事故調査官3人を派遣して原因を調査することにしています。
国土交通省の空港事務所によりますと、旅客機は滑走路のおよそ1.6キロメートルまで近づいていたということです。
また、自衛隊の車両は滑走路をオーバーランした航空機を止めるための設備の点検をしていて、着陸する旅客機から見て滑走路の手前側にいたということです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20220520/1070017118.html