和歌山の水管橋崩落、7カ月半ぶりに通水を再開 完全復旧は6月
2022/5/19 11:35 毎日新聞
和歌山市の紀の川に架かる六十谷(むそた)水管橋(長さ約550メートル)が2021年10月に崩落し約6万世帯が一時断水した事故で、
復旧を進めてきた市は19日午前、水管橋への通水を一部再開した。橋にある2本の水道管のうち下流側の1本に、7カ月半ぶりに水が通った。
市は下流側の水道管に問題がなければ、今後、上流側の水道管でも送水を再開する予定で、6月中旬までに2本そろっての送水を目指す。
水管橋は1975年に完成。アーチ橋と水道管が一体になった水道専用橋で、市北部の約6万世帯(約13万8000人)に送水していた。
23年に耐用年数を迎える予定だったが、事故直近の目視点検では異常は確認されていなかった。
崩落原因は市が設置した専門家委員会が調査中で、これまでに橋の部材の接続部分で腐食が進んでいたことなどが分かっている。
市は崩落の6日後に、近くの県道の橋に設置した仮設管で送水を開始。落下した水管橋の部材を川から撤去した後、復旧工事を進め、
今春にはアーチ部分と新しい水道管の工事を終えていた。市企業局は「完全復旧に向け、気を緩めずに工事を進めていきたい」と話している。
https://mainichi.jp/articles/20220519/k00/00m/040/071000c
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