チベット航空のA319、重慶空港で火災 36人けが、離陸中断でエンジン出火
2022年5月12日 21:45 AviationWire
中国・重慶市の重慶江北国際空港で現地時間5月12日午前8時すぎ、チベット航空の重慶発林芝（チベット自治区）行きTV9833便（エアバスA319型機）が離陸時にオーバーランし、火災が発生した。
中国の航空当局CAAC（中国民用航空局）によると、乗客113人と乗員9人の計122人は全員脱出したが、避難する際に36人が打撲や捻挫などのけがをし、地元の病院に搬送されたという。
CAACによると、同機は滑走路から逸脱した後にエンジンが地面に触れて火災が発生したという。
チベット航空によると、TV9833便のパイロットが機体に異常を感じて午前8時9分に離陸を中断し、滑走路をオーバーランした。
B-6425は2012年11月23日に引き渡された機体で、座席数は2クラス128席（ビジネス8席、エコノミー120席）。
エアバスの天津工場で初めて最終組立が行われたA319だった。
事故の影響で重慶空港に3本ある滑走路のうち1本が閉鎖されたが、CAACによると残り2本は通常通り運用しているという。
現場では西南地区民航総局と重慶市監督局が調査にあたっている。
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炎上動画
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