インフルエンザの死者激増=収まるコロナの影で記録的増加=2カ月間で1719人死亡
https://news.yahoo.co.jp/articles/a243137174c1d35347bb479b5f8c1644a1c8e3ec

コロナ禍の中、影が薄くなったり患者数が減った病気は多いが、昨年末から年頭にかけて感染者が急増したインフルエンザは1~2月だけで1719人が死亡した事が分かったと4日付伯字サイトが報じた。

新型コロナ関連のデータも集計するSivep―Gripeによると、38度以上の熱、咳、息切れ、呼吸困難などの重症急性呼吸器症候群(SARS)で1~2月に死亡した人の内、1719人(1月1515人、2月204人)はインフルエンザが原因だ。また、死者の79%は高齢者が占めていたという。

死亡率情報システム(SIM)によると、1月の死者は1996年の統計開始後の大半の年の年間総数を超えている。例外は2009年の1818人と2016年の1756人だけだから、今年は既に年間総数の新記録を更新中だ。

1~2月のインフルエンザの感染者と死者急増は、豪州で最初に確認され、昨年12月からは国内でも症例が報告され始めたダーウィンと呼ばれるH3N2型ウイルスが主な原因とされている。

インフルエンザウイルスはA型とB型があり、A型はさらにH3N2型とH1N1型に大別される。インフルエンザウイルスも変異と流行を繰り返しており、2001~2年に流行ったA香港型は1968年に見つかったH3N2型の亜種、2009年に流行したH1N1型は1977年に流行ったソ連型の亜種だ。