父親「彼女に書いた手紙が車に残っていた…辛くて読めない」鈴木智也さんの葬儀営まれる 知床観光船遭難
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北海道知床半島沖で26人を乗せた観光船が遭難した事故で、4月28日に海上で見つかりその後、死亡が確認された北海道北見市の鈴木智也さん(22)の葬儀が5月1日、実家のある帯広市内で営まれました。

 市内で1日午後6時に始まった智也さんの葬儀には、親族や高校の同級生などが参列しました。

 智也さんの父、鈴木剛さん(51)は、「毎日本当に辛かった。ただ悔しいです。息子にはゆっくりと休んで、と伝えたい」。

 智也さんは、交際相手の女性とともに観光船「KAZU1(カズワン)」に乗船し、彼女の誕生日に指輪を隠し持って、船上でサプライズのプロポーズをしようとしていました。

 剛さんは、「彼女に書いた手紙が車に残っていました。辛くてとても読めていません。(運行会社には)憤りだけです」と話しました。

 葬儀に参列した智也さんの高校時代の同級生は、「ゴールデンウイークに焼肉する予定だった。高校時代は毎日のように連絡を取っていた。明るい人だった。本当に悲しい。周りが結婚していたので、自分もそろそろだという話をしていた」と友人の突然の死を悲しみました。

 智也さんの交際相手の女性は、まだ見つかっていません。

 カズワンの遭難事故では、1日午後9時までに乗客乗員26人のうち、14人が見つかり死亡が確認されていて、海保や海自、道警や地元観光船などは1日も捜索を続けていますが、悪天候に苛まれ難航しています。



船長の携帯電話ほとんど通じず? 出港前「甲板員の携帯がドコモならいいな」漏らす 元従業員が証言 知床

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北海道知床沖で26人乗りの観光船が遭難してから5月1日で9日目。4月23日に遭難した観光船「KAZU1(カズワン)」の元従業員の男性が、UHBの取材に対し、事故当日の様子や、船長が通信手段を不安視していたことを証言しました。
 知床遊覧船の元従業員:「プロポーズするというカップルと話した。双眼鏡を逆に使っていて『逆ですよ』と言ったら2人で笑っていた」
 「7歳の子はお母さんが『ここ座っていいですか? 』と聞いたのが後ろのデッキだったので、そこはライフジャケットがいるから(着用が必要な場所だから)、(母親が)7歳の子に着けたらサイズが大きくて、中の人に小さいのに替えてもらうように言った。サイズが合うものにね」
 証言したのは、カズワンの運航会社、知床遊覧船の元従業員の男性です。