爆音バイクの取り締まり強化、呉署 「うるさくて眠れない」の通報絶えず

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https://news.yahoo.co.jp/articles/5e79615806c1dc2df4c9e9ecfdb81870794a9c2a

集音マイクが付いた測定機(手前)を使い、排気音量を調べる呉署員たち(画像の一部を修整しています)

 広島県警呉署が、呉市内を爆音で走行するバイクの取り締まりを強化している。取り締まりを本格化した2年前に比べ、爆音バイクの数は減っているというが、「うるさくて眠れない」といった市民からの通報がなくならない。例年、夏に向けて爆音バイクは増える傾向にあり、警戒を強める。

【動画】呉署が爆音バイクの取り締まり強化

 22日夜、吉浦町の国道31号で呉署員が爆音バイクの取り締まりをした。路肩に止めたバンには、バイクの排気音を測定する機器を載せ、白バイも待機。基準を上回っていそうなバイクが通ると、署員が旗を使ってバンの後ろに誘導する。

 この日は3台のバイクを止め、1台は基準値94デシベルに対して115デシベルを計測し、整備不良で摘発した。正規品ではないマフラーを取り付けていた。

 呉署によると、全体としては減少傾向にあるものの、今年1〜3月の管内での爆音バイクに関する通報は33件。前年同期間の31件から微増している。市内の幹線道沿いに住む男性(59)は「爆音で寝不足のまま出勤して体調を崩し、2日ほど仕事を休んだことがある。勘弁してほしい」と疲れた声で語った。