ウクライナの南部オデーサでは23日、ミサイル攻撃により市民8人が死亡するなど、各地で被害が拡大している。

南東部・マリウポリにある製鉄所の地下内部とされる映像は、ウクライナのアゾフ大隊が公開したもので、部屋には多くの女性や子どもの姿がある。

女の子「空も太陽も見ていない。誰もけがしないで安全にここから出たい」

ロシア軍は23日、攻撃をやめるとしていた製鉄所に対して攻撃を続けている。

また地元メディアは、ロシア軍に3月に破壊され、市民およそ300人が犠牲となったとされるマリウポリの劇場を親ロシア派が解体していると報じていて、ロシア側による証拠隠滅の可能性がある。

一方、南部にある港湾都市・オデーサでは23日、ミサイル攻撃があり、軍事施設と住宅2棟が被害を受け、ウクライナ当局によると、生後3カ月の赤ちゃんを含む8人が死亡、20人が負傷したという。

オデーサ州知事「(ロシアを)一生許さない。復讐(ふくしゅう)する。地獄に落ちるだけでは許さない」

また、オデーサ州の知事は、ロシア軍の再攻撃の可能性があるとして、イースターの24日に礼拝の場所に集まらないよう、注意を呼びかけている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6918169fbe942781f9956ba6086d59a8a6ff8a64