SDGs全面に出す企業から注文増…海洋プラごみでアート家具など製作「ゴミを価値に変えて結果減らせれば」
4/24(日) 16:43
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東海テレビ
ニュースONE

 三重県鳥羽市に、海洋プラスチックごみで作品を作るアーティストがいます。かつて航海士をしていたこの男性は、フィリピン海で見たごみでできた島に衝撃を受け、海洋プラごみで家具や生活雑貨を作ることを決意しました。海岸に流れ着いたカラフルな漂流物で作られたランプシェードやテーブルは、様々な色が交ざり合う、世界でたった一つのアートです。

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■様々な色が複雑に交ざり合うランプシェードやテーブル…海洋プラごみをアートに変える男性

 三重県鳥羽市の廃業した水産加工場の中に、不思議な空間があります。

光と影…。様々な色が複雑に交ざり合うランプシェードに…。

テーブル、ボールペン…。これらの作品は、海に捨てられた海洋プラスチックごみから生まれました。

このギャラリーに並ぶ作品は、海洋プラごみで家具や雑貨を作る会社「REMARE(リマーレ)」の代表・間瀬雅介さん(28)の作品です。

間瀬さん:
「でかいオブジェみたいなものを作りたくて。最初にできたのがこれ。めっちゃ思い出の作品。宇宙みたいじゃないですか」

今世界では年間800万トンのプラごみが、海へ流れ出しています。このまま増え続けると、2050年には海にいる魚の数を上回る予測です。間瀬さんの手にかかると、このプラごみがアートに変わります。

間瀬さん:
「SDGsを全面的に出したいアパレルブランドとか、アクセサリーのブランドとか…。企業からの注文はすごく増えてきています」

■フィリピン海でごみが集まってできた島に衝撃を受け…海洋プラごみで家具や生活雑貨を作ることを決意

 冒険家になるのが夢だった愛知県出身の間瀬さんは、航海士としてクジラなどの生態調査のために南極にも行ったといいます。

間瀬さん:
「一つ大きなくくりで考えていて、航海士っていうものを。『海を考える人』って僕は定義している」

20歳で航海士になり、世界中の海を渡りました。海は、間瀬さんの価値観を大きく変えました。

間瀬さん:
「フィリピン海でごみが集まってできた島みたいなのを見て、結構衝撃でした。プラスチックもいっぱいありますし、色んなものが固まって漂っている」

以下ソース
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa0cbf86f7e3e8652bea0d3dde97c7f3961aa810