「遺族厚生年金」の男女差解消を検討…厚労省、1960年代に作られた制度見直しへ
2022/04/21 21:19
厚労省

 厚生労働省は21日、サラリーマンなど厚生年金の加入者の遺族が受け取る「遺族厚生年金」の受給要件について、男女差を解消する方向で検討に入った。

 遺族厚生年金は受給対象となる年齢について、配偶者の死亡時に妻は30歳以上、夫は55歳以上を原則としている。男性が家計の担い手の中心だった1960年代に作られた制度で、現在では共働き世帯が増えていることから、男女で差を設けるべきではないとの指摘が出ていた。厚労省は今夏にも社会保障審議会で見直しに向けた議論を始めることを検討している。

https://www.yomiuri.co.jp/politics/20220421-OYT1T50270/