ことし1月、横浜市内の繁華街でビルの屋上から男が転落し、様子を見ようとした女性も転落して地上にいた人など4人がけがをした事故で、警察は最初に転落した男の容疑者を覚醒剤を使った疑いで逮捕しました。
警察は職務質問を逃れようとして転落したとみていきさつを調べています。

逮捕されたのは、横浜市保土ケ谷区峰沢町の無職、吉村敏和容疑者(48)で、警察によりますとことし1月上旬に覚醒剤を使ったとして、覚醒剤取締法違反の疑いが持たれています。
吉村容疑者はことし1月、横浜市中区の繁華街で警察官の職務質問を受けた際、「用事がある」と言って5階建てのビルに入り、屋上から転落しました。
このとき同じビルの3階にいた女性が様子を見ようと窓から外の足場に出たところ、バランスを崩して転落して地上にいた人が巻き込まれ、容疑者を含む4人が重軽傷を負いました。
その後の調べで容疑者の尿から覚醒剤の反応が出たということで、けがの回復を待って21日逮捕しました。
調べに対し容疑を認めているということで、警察は職務質問から逃れようとして転落したとみて、いきさつを調べています。

ビルから転落 覚醒剤使用容疑で男逮捕 職質逃れようとしたか
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20220421/1000079215.html