20日開幕した20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、ある会合でロシア当局者が発言を始めたところ、イエレン米財務長官をはじめ複数の財務担当相と中銀総裁が退出した。状況に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  関係者らによれば、ウクライナのマルチェンコ財務相も退出した。関係者は会合が非公開だとして匿名を条件に語った。関係者のうち2人によると、この会合では主として、ロシアのウクライナ侵攻に起因する経済リスクについて議論が行われていた。

関係者のうち1人によれば、オンラインで参加していた一部当局者は、ロシア当局者の発言中に自身のカメラをオフにしていた。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-04-20/RANEM4T0G1L001?srnd=cojp-v2