福井県の越前市万葉菊花園の観光施設としての魅力を高めようと、同園内に韓国発祥のスイーツなどを提供するカフェがオープンした。園内の植物を観賞しながら飲食することができ、来園者の「癒やしの空間」を目指す。
越前市の味真野観光協会が20年ほど前から同園内のスペースを借り、地元事業者に委託して特産物などを販売してきた。しかし新型コロナウイルス感染拡大で約2年間営業を停止していた。
《越前市万葉菊花園内にオープンした韓国スイーツなどを提供するカフェ=4月13日、越前市万葉菊花園》
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鯖江市の谷樹里さん(37)が同園内のガラス温室にほれ込んで、2021年6月にカフェの出店を申し出た。店名は英語の「ハグ(抱擁)」とキスの意味を持つ韓国語「ポポ」を合わせた、「Hugpopo(ハグポポ)」。4月9日にオープンした。
クロワッサン生地をワッフルにした「クロッフル」や、カルメ焼きをトッピングした「ダルゴナカフェオレ」など韓国で流行のメニューが並ぶ。
同園など万葉の里内の施設を回ってもらいたいとの思いから、テークアウト販売にした。園内には新たにベンチやテーブルといすのセットが設置され、ドリンクやスイーツ片手に植物を観賞することができる。
昨年まで同園を訪れたことがなかったという谷さんは「初めて入ったときに異空間のように感じて好きになった。地区の特産物を使ったメニューを開発したりして活性化に貢献できたら」と意気込んでいる。営業時間は午前11時〜午後4時。定休日は毎週月曜と第1、3日曜。
韓国スイーツを植物眺めながら味わうカフェがオープン 福井県越前市に「ハグポポ」、クロッフルなど提供
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1531728
2022年4月14日 午後5時00分 福井新聞