ロシア軍の黒海艦隊のミサイル巡洋艦「モスクワ」が沈没したことについて、アメリカ国防総省は
「ロシア軍にとって大きな痛手だ」と指摘しました。

 カービー報道官:「(『モスクワ』は)黒海における、ある種の支配力を行使するための重要な部分だ。
それが沈没したことは、ロシア軍の能力に影響を及ぼすことになる」

 国防総省のカービー報道官は14日、CNNのインタビューでこう述べたうえで「モスクワ」の沈没は、
ロシアの黒海艦隊にとって「大きな痛手だ」と指摘しました。

 国防総省の高官は、「モスクワ」で爆発が起きたことで、ウクライナ南部オデーサ沖で活動していた、
他のロシア軍の艦艇5隻ほどが遠ざかったとも明かしています。

 沈没の原因について、ウクライナ側は新型の対艦ミサイル「ネプチューン」で攻撃したと
発表していますが、カービー報道官は「公式に確認する立場にない」としながらも「モスクワ」がいた場所は、
ネプチューンの射程圏内だとして、その可能性を否定しませんでした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2e34ac234a51c1e1d6a53194c007234b954cbf30