立憲民主党の小川淳也政調会長は10日のフジテレビ番組で、大規模災害など緊急事態での衆院議員の任期延長に否定的な姿勢を示した。「(任期は)民主制国家にあって権力者を絶対的に縛る重要な概念だ。安易に権力者側の都合で伸び縮みすることは極めて慎重であるべきだ」と指摘した。
国会で憲法を改正し緊急事態条項を盛り込むべきだと議論がある。小川氏は新型コロナウイルスの感染拡大やロシアのウクライナ侵攻を改憲論議と結びつける例があるとして「便乗するのはいいかげんにして」とも述べた。
衆院憲法審査会は緊急事態に国会の立法機能を維持するため任期延長を認める改憲の是非を討議する。立民も議論自体は認める。

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