大阪・淀川区の住宅で、弁当店で働くベトナム国籍の女性を殺害したとして、現場の部屋に住む会社員が強盗殺人などの疑いで逮捕された事件で、会社員は「女性を殺害したあと、金をとった」などと供述をしていることが、捜査関係者への取材でわかりました。

今月4日、大阪・淀川区三津屋中の2階建ての建物の2階の部屋で、1階にある弁当店のアルバイト従業員で、ベトナム国籍のヴォ・ティ・レ・クインさん(31)が首を絞められて殺害されているのがみつかり、警察はこの部屋に住む運送会社社員、山口利家容疑者(59)が殺害後、かばんを奪ったとして強盗殺人などの疑いで逮捕しました。
容疑者は8日午前、検察に送られました。
警察によりますと、これまでの調べで山口容疑者は「生活が苦しくなり、誘い出して金を奪おうと思ったが、抵抗されたので殺した」と供述していましたが、さらに、「女性を殺害したあと、金をとった」などと話していることが捜査関係者への取材でわかりました。
現場の部屋からはヴォさんのものとみられるかばんや財布がみつかっているということです。
弁当店の防犯カメラには、事件直前に2人が一緒に店を出る姿が写っていたということで、警察は、山口容疑者がヴォさんを誘い出した状況など、当時の詳しいいきさつを調べています。

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20220408/2000059918.html