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【CAP-1002】培養細胞で筋ジストロフィーの進行を抑制できる可能性 [512899213]
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0001ぶんた(宮崎県) [US]
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2022/04/07(木) 07:22:25.25ID:opKiMEyc0●?PLT(27000)

米国California大学Davis校のCraig M McDonald氏らは、デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)患者に、cardiosphere由来細胞(CDCs)を調整した治療薬候補のCAP-1002を静注して、上肢の機能と心機能への影響を調べる第2相臨床試験HOPE-2を行い、1年後の機能低下を遅らせていたと報告した。結果はLancet誌2022年3月12日号に掲載された。

 CAP-1002は、米国Capricor Therapeutics社が、DMDの治療薬候補として作製しているヒト同種異系CDCsだ。CDCsは心筋組織をin vitroで培養していると特定の条件下で現れる球状の細胞塊(cardiosphere)に由来する細胞で、当初はcardiosphereには心筋幹細胞が含まれているという知見に基づいて、開発が試みられてきた。最近では、CDCsから分泌されるエクソソームの機能に注目して、DMDを対象とする臨床開発を推進している。

 基礎研究では、CDCsはエクソソームを分泌し、マクロファージに作用して遺伝子発現プロファイルを変化させ、炎症誘発性から治癒の誘導に変化させること、エクソソームは線維芽細胞にも作用し、それをリプログラムして、抗線維化作用を誘導することが示されている。また、DMDモデルマウスを用いた実験では、CDCsが炎症誘発性サイトカインの分泌を抑制し、酸化ストレス、炎症、ミトコンドリアの統合性、筋肉の再生などに関係する遺伝子の発現を変化させることによって症状を軽減し、歩行能力を改善、生存期間を延長することが示唆されていた。

 第1相臨床試験のHOPEでは、CAP-1002は冠動脈に単回投与され、安全性は許容範囲で上肢と心機能の維持に役立つことを示唆する結果が得られていた。第2相臨床試験のHOPE-2は、DMD患者に複数回の点滴静注を繰り返し、長期的な安全性と有効性を検討することが主な目的だ。

いかそ
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/lancet/202204/574487.html
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