(CNN)南米ペルーにある世界的に有名な遺跡を100年以上にわたって「マチュピチュ」と呼んでいたのは
間違いだった――。そんな研究結果がアンデス研究の学術誌に発表された。

古代文明のインカは、この都市を「ワイナピチュ」と呼んでいたらしい。

米サザンユタ大学のエミリー・ディーン教授(今回の論文にはかかわっていない)によると、先住民ケチュア
の言葉で「ワイナ(Huayna)」には「新しい、若い」の意味があり、「ピチュ(Picchu)」には「山頂」の意味が
ある。

一方、「マチュ(Machu)」は「古い」を意味することから、これまでは同遺跡を「古い山頂」と呼んでいたこと
になる。

マチュピチュの名は、何千という書籍や記事、広告、書類などにも使われている。

この名称はペルーの国民や政府にも親しまれていることから、同地の歴史に新たな情報が加わったという
点では興味深いものの、名称は変更されないだろうとディーン氏は予想した。

https://www.cnn.co.jp/fringe/35185944.html