(CNN)ウクライナ議会の人権担当者リュドミラ・デニソワ氏は6日までに、ロシア軍の捕虜となっていた女性兵士
15人が拘束中、「拷問や虐待を受けていた」と明らかにした。

女性15人は1日の捕虜交換で解放された兵士86人の中に含まれていた。

ロシア軍による拘束後、これらの女性はまずベラルーシに移送され、続けてロシア西部ブリャンスクの公判前収容
施設に連行されて「拷問や脅し」を受けた。

デニソワ氏によると、女性捕虜は士気を砕くために男性の前で裸にされたり、スクワットや髪を切ることを強制され
たり、尋問を受けたりした。ロシアのプロパガンダ動画撮影への協力を強要された人もいるという。

デニソフ氏はまた、ロシアの行動は捕虜の待遇に関するジュネーブ条約第13条の違反に当たるとも指摘した。同
条約第13条には「捕虜は常に人道的に待遇しなければならない」との規定がある。

https://www.cnn.co.jp/world/35185918.html