栃木県教育委員会は２４日、教え子にわいせつ行為をしたとして、県南の公立中学校の男性教諭（３０）を懲戒免職とするなど、３件の懲戒処分を発表した。
発表によると、男性教諭は２０２０年１０月から今年１月にかけて、校内や教諭の自宅などで計５人の男子生徒に対し、成人向けのわいせつな動画を見せたり、
生徒の体を触るわいせつ行為をしたりした。男性教諭は「生徒が楽しんでいると勘違いした」と話しているという。校長（５９）も監督責任を問い、減給１０分の１（１か月）の懲戒処分とした。
県北の県立高校の男性教諭（２８）は昨年１２月、部活動の合宿中に女子生徒１人に対し、抱きしめるなどのセクハラ行為をしたとして、停職６か月の懲戒処分とした。
特別支援学校の男性教諭（３６）は昨年１月と７月、勤務時間中に同校の女性職員と性的な行為をしたとして、減給１０分の１（６か月）の懲戒処分とした。
懲戒免職以外の２人は２４日付で依願退職した。荒川政利県教育長は「学校教育の根幹を揺るがすもので、じくじたる思いだ。不祥事の撲滅と信頼回復に一層努めていく」とコメントした。
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