勤務先の東京都板橋区の区立小学校で12歳だった女子児童の体を触ったなどとして、強制わいせつ罪などに問われた同区の元小学校教諭の被告(30)(懲戒免職)に対し、東京地裁は24日、懲役3年、保護観察付き執行猶予5年(求刑・懲役3年)の判決を言い渡した。
佐々木淑江裁判官は「抵抗してこないであろう児童に対して犯行に及び、自己中心的で卑劣だ」と述べた。

判決によると、被告は2020年10〜12月、区立小学校の教室で教え子だった女子児童の体を触ったほか、レジャーなどで使われる「アクションカメラ」を使って10歳だった別の女子児童の下着を授業中に撮影した。

 判決は、被告が体を触った女子児童に口止めをしたり、女子児童がいすの上に立って黒板に答えを書いている時に下着を撮影したりしたとして、「刑事責任は重い」と批判。
一方、被告が今後、実家に戻り、教職に就くつもりはないなどと述べたことから執行猶予を付け、「性犯罪者処遇プログラム」を受けさせるのが有益だとした。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220325-OYT1T50196/