新型コロナウイルスの感染が再び拡大する中国では、感染者の多くがオミクロン株で無症状であることから、
厳しい封鎖措置を伴う「ゼロコロナ」政策に不満の声が出ています。

 河北省の燕郊は北京のベッドタウンですが、感染が拡大したため公共交通機関がストップし、18日には大雪のなか、
多くの市民が帰宅困難となりました。

 北京に滞在しただけで、強制隔離の対象になったということです。

 不満が高まるなか、SNSでは「対策が乱暴すぎる」などの批判が次々と削除されたうえ、投稿者に対し、地元政府から
警告の電話まで来たケースもあります。

 中国では20日、新たに4331人の感染が確認されましたが、6割近くは無症状です。

 北京などの大都市では経済活動などを考慮し、封鎖範囲を以前より縮小する地区もありますが、地方では厳しい対策が
続き不満も上がっています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/aea6296f6bd418778e5cf8cdd1b38bdf5c58bbe1