北海道新聞 記者2人 建造物侵入の疑いで書類送検
2022年3月16日 18時11分

去年6月、北海道新聞社の記者が旭川医科大学で行われた学長選考会議を取材するため無断で大学の建物に立ち入った問題で、警察は16日に、この記者と現場取材を指揮していた別の記者の2人を建造物侵入の疑いで書類送検しました。

書類送検されたのは、北海道新聞旭川支社報道部に所属する入社1年目の23歳の記者と、現場取材を指揮していた43歳の記者です。

警察によりますと、2人は去年6月、旭川医科大学で行われた学長の解任を協議する学長選考会議の取材を担当していて、23歳の記者は、立ち入りが禁止されていた大学の建物に無断で入った疑いが持たれています。

また、43歳の記者は、建物に入るよう指示した疑いが持たれています。

23歳の記者はその場で逮捕されたあと処分保留で釈放されていました。

警察は在宅で捜査を進め、16日に建造物侵入の疑いで2人の書類を旭川区検察庁に送りました。

北海道新聞社は「検察が刑事処分を決定した段階で北海道新聞としての見解を明らかにしたいと考えております」とコメントしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220316/k10013534751000.html