プーチン大統領、停戦条件を追加 「新ロシア派に東部2州全土を」

ロシアのプーチン大統領は4日、ウクライナとの停戦合意の新たな条件を示した。ウクライナ東部の2州の一部で親ロシア派組織が自称する二つの「共和国」の領土が、それぞれの州全体であることを認めるよう、ウクライナ政府に要求する内容だ。3回目の停戦協議は週末にも見込まれているがウクライナ側に受け入れの余地はなく、合意の見通しは遠のく一方だ。

【写真】ウクライナ全土と東部2州のロシア派支配地域

 同日行われた、ドイツのショルツ首相との電話協議で示した。ロシアが2月、一方的に独立を承認した「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の支配地域はウクライナの東部2州の一部にとどまっていたが、州全体の領有をウクライナ政府が受け入れることを条件とした。

 これまでロシアは、停戦合意の条件にウクライナの「中立的地位」や「非武装化」など3条件を示していたが、四つ目が加わったことになる。

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