ロシアのシュリギノフ・エネルギー相は22日、市場にとって「最適」な原油価格は1バレル=55─70ドルだと述べた。
ロシアがウクライナ東部の新ロシア派地域に派兵を命じ、ロシア・ウクライナ間の緊張が高まったことに供給面での懸念が加わり、
北海ブレント原油先物は22日に1バレル=100ドル近辺まで上昇。
2014年以来の高値を付けた。
シュリギノフ氏は米エナジー・インテリジェンスに対し
「原油価格は他の価格に影響を及ぼす。
つまり、原油高によって他部門の価格も上昇する。価格上昇は需要の伸びの鈍化にもつながる」と語った。
その上でロシアは石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟産油国で構成する「OPECプラス」で認められた範囲内で増産していると説明。
ロシアとしては、ボストーク油田のような新規プロジェクトを通じて、生産を一段と増やす能力があるとも話した。

原油の最適価格は55−70ドル=ロシア・エネルギー相
https://www.newsweekjapan.jp/headlines/world/2022/02/372973.php