中国「オーストラリア哨戒機が嫌がらせ」 レーザー照射抗議に反論

2/21(月) 22:47
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毎日新聞

 中国国防省の報道官は21日に発表した談話で、オーストラリア国防省が同国の哨戒機に中国の軍艦からレーザー照射されたと発表したことについて、豪州の哨戒機が「中国軍の艦隊を追尾するなどの嫌がらせをした」などと指摘。豪州側に責任があるとの認識を示した。

 報道官は、豪州の哨戒機が、海中の音波を探知するソナーを「(中国軍の)艦船に近い距離に投下した」と強調。「悪意ある挑発的な行為は誤解を招き、双方の安全を脅かす」と批判した。

 中国外務省の報道官も同日の記者会見で「中国側の艦船は公海上にあり、関連する国際法や国際慣行に従って正常に航行しており、完全に合法だった」と主張。「悪質なデマを流布するのは控えるべきだ」と豪州を非難した。

 レーザー照射を巡っては、モリソン豪首相が「兵士の安全と生命を危険にさらしかねない」と中国側に抗議していた。【北京・岡崎英遠】

https://news.yahoo.co.jp/articles/4dc8af1d12fba3317aa729f298fc36e7a24f49b8