■安全運転管理者に飲酒に関する義務が追加
今回の改正の目玉となるのが、安全運転管理者に飲酒に関する義務が追加されることである(scharfsinn86@Adobe Stock)
その安全運転管理者に、2022年4月以降と2022年10月以降にそれぞれ飲酒に関する義務が追加されるのが、今回の改正の目玉。
ここでは「運転前後の」とある通り、運転者が運転中に飲酒をしていなかったかをチェックするのがポイント。ただしその確認は「目視等」でOK。
その代わり、下記を毎日記録して、1年間保存することが義務づけられる。
・確認者名、運転者
・運転者の業務に係る自動車の自動車登録番号又は識別できる記号、番号等
・確認の日時、確認の方法
・酒気帯びの有無
・指示事項、その他必要な事項
また「目視等で確認」とは、運転者の顔色、呼気の臭い、応答の声の調子等で確認することとなっている。
神奈川県警の資料では、下記の通りとなっている。
「運転者の酒気帯び確認の方法は対面が原則であるが、直行直帰の場合など対面での確認が困難な場合にはこれに準ずる
適宜の方法で実施すればよく、例えば、運転者に携帯型アルコール検知器を携行させるなどした上で、
(1)カメラ、モニター等によって、安全運転管理者が運転者の顔色、応答の声の調子等とともに、アルコール検知器による測定結果を確認する方法
(2)携帯電話、業務無線その他の運転者と直接対話できる方法によって、安全運転管理者が運転者の応答の声の調子等を
確認するとともに、アルコール検知器による測定結果を報告させる方法等の対面による確認と同視できるような方法」
思ったよりシビアではなく、柔軟な対応か可能だとも受け取れる。
https://carview.yahoo.co.jp/news/detail/ca3382f0fdcec7cf4de56216cedf3a8c013253ec/