「女性省」廃止公約が物議、韓国
若年男性に支持、対立懸念

 【ソウル共同】韓国大統領選で最大野党「国民の力」候補の尹錫悦氏が、女性の社会的地位向上などを担う「女性家族省」の廃止を掲げ物議を醸している。「今は男性の方が女性より差別されている」と考える若年男性たちの支持を得るが「男女間の憎悪をあおっている」と批判も出ている。

 同省は2001年に「女性省」として出発し、男女平等の啓発や性暴力被害者支援に当たってきた。尹氏は13日に選管に提出した公約で「(同省は)女性優遇の不公正な政策を量産している」と主張。韓国紙のインタビューでは「構造的な性差別はない。差別は個人的な問題だ」と述べた。

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