【モスクワ=工藤武人】ロシア軍が、ウクライナ周辺に集結させている13万人規模とされる部隊を、ウクライナとの国境付近に徐々に接近させている。侵攻の「本格準備」に入ったとの見方が出ている一方、軍事圧力を最大限にして米欧との交渉を有利に進める狙いともみられる。
 軍の動向を調査している露独立系団体「CIT」は13日、露軍の戦車が、ウクライナ東部ハリコフ州との国境まで約20キロ・メートルの地点に移動したとツイッターで指摘した。
 ロシアが2014年に併合したウクライナ南部クリミアの飛行場跡地に、軍用ヘリコプター約50機が集結したとされる衛星写真も出回っている。クリミア沖では露海軍が、揚陸艦など30隻以上による演習を実施している。

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