謎の黒カビに脳内を侵され…35歳米国男性「この菌で苦しんでいるのは自分だけ」
なにしろ1911年以来、世界でわずか120症例しか報告されていない珍しい疾病である。
米東部ロードアイランド州に住むタイソン・ボッテナスさん(35)は、
2018年に中米コスタリカに婚約者と旅に出た直後から、重い偏頭痛や顔面麻痺に悩まされるようになった。
原因はすぐには判明せず、8カ月におよぶ検査の末、
「クラドフィアロフォラ・バンチアナ」という有毒な黒カビが脳内に増殖していることが判明した。
ボッテナスさんは英デーリー・メール紙に、
「世界でこの菌で苦しんでいるのは自分だけだと思います。他の患者には会ったことがありません。
というのも、他の人は残念ながら死んでしまうからです」と語った。
黒カビは脳内の深い部位にまで侵食しているため、外科的切除は無理とされている。
これまでさまざまな医療処置を受けてきたが、治癒は難しく、死亡率は65%に達するという。
だがボッテナスさんの免疫力の高さもあり、今では自転車に乗ることもできるようになったという。
お大事に!
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https://news.yahoo.co.jp/articles/d01e253d55b5f6f2a50603d3edbd152c015b5f3f/images/000