沖縄県の玉城デニー知事は3日午後に会見し、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い全県に適用しているまん延防止等重点措置で、7日に宮古島市と多良間村を措置区域から除外すると発表した。宮古圏域の飲食店への営業時間短縮要請などは7日以降、解除となる。
重点措置区域の解除基準は、(1)直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数が200人未満(レベル3A相当)で、7日間継続して前の週を下回ること(2)病床使用率と重症者用病床使用率が50%以下(レベル2相当)になること―などが条件。
知事は、宮古地域では3日時点で病床使用率が39・4%、直近1週間の新規感染者数が187・05人といずれも解除基準を満たしていることから、措置区域からの除外を決めた。
除外に関しては、謝花喜一郎副知事が座喜味一幸宮古島市長に意向を確認し、賛意を得たという。多良間村にも報告し、了解を得た。
知事は県全体としても改善に向かっているとし「引き続き県民に努力を続けて頂き、早期の解除を目指したい」と述べた。
政府は感染拡大が進んでいるとして1月末が期限だった重点措置を2月20日まで延長した。一方、県は圏域を「本島」「本島周辺離島」「宮古」「八重山」の四つに分け、新規感染者数と病床使用率が一定水準以下になれば圏域別に前倒し解除する方針を決めていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4b31de08894d9621b7a8b91d7a35440d6bc16a0
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