金沢・小3死亡事故で禁錮3年求刑「何も悪いことしていないのに…」兄が涙の訴え

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去年4月、金沢市内の交差点で小学3年生の男の子を車ではね、死亡させた罪に問われている被告の裁判が27日、金沢地裁で開かれ、被告は罪を認めました。裁判は即日結審し、検察は禁錮3年を求刑しました。

この裁判は、去年4月、金沢市田上本町の県道交差点で、青信号の横断歩道を渡っていた小学3年生の西野耕世君(8)を乗用車ではね、死亡させたとして、東京・練馬区の小池香保里被告(32)が過失運転致死の罪に問われているものです。

27日、金沢地裁で開かれた初公判で、小池被告は起訴された内容を認めました。検察は、被害者は青信号で横断し何の落ち度もなく、小池被告が注意義務を怠ったと述べ、禁錮3年を求刑しました。一方、弁護側は、耕世君が車体の死角に入っていた可能性が高く、被告の運転態様も悪質ではないとして、執行猶予付きの判決を求めました。

裁判では、耕世君の両親と小学生の兄が被害者参加制度を利用して出廷しました。兄は「家族で過ごす幸せな日々が続くと思っていました。何も悪いことをしていない耕世の命がなぜ奪われなければならなかったのか、深く疑問に思います。大切な人を失った気持ちを考えてほしいです」と涙ながらに訴えました。

判決は3月24日に言い渡されます。