新型コロナウイルスワクチンの3回目接種は、新変異株オミクロン株にも有効−。神戸大などは18日、神戸大病院の医師65人を対象に調査したところ、全員が同株に対しても感染や発症を抑える「中和抗体」を持っていたと明らかにした。同株に対する接種効果を示す発表は、国内では初めてという。

主に昨年12月上旬、ワクチンの3回目を接種した20〜60代の医師65人を調査。

オミクロン株に対する中和抗体の陽性率は、2回目接種の2カ月後には23%、半年後にはわずか5%だった。

だが、3回目接種から2週間〜1カ月程度後には、100%に上った。中和抗体の量についても、3回目接種によって大幅に上昇した。

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 神戸大大学院の森康子・感染症センター長は「3回目の接種がこれだけ有効だというのは想像以上で驚いている。早く接種することが、今の流行を抑える一番の鍵になる」と述べた。

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