定番か、新商品か。あなたはスーパーやコンビニでラーメンやパンを選ぶときにどちらにしますか?

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今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では、繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、現在の消費者の傾向とメーカーへのちょっとした“苦言”を語っています。

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■なぜ“変な”インスタントラーメンばかり発売されるのか?

どこのメーカーとは言えませんが、「よくこんなものを売っているなぁ」と思えるほどのマズい袋入りインスタントラーメンを次から次へと新発売しています。

袋入りに限らず、カップ麺にも、次々と新商品が登場しますが、中にはこうしたマズい商品も多々あります。私の好みの問題ではなく、どうひいき目に見ても、マズいのです。

メーカーの開発担当が味音痴なのでしょうか。それとも、別の事情があるのでしょうか。

これはあくまで私の推測、裏読みなのですが、「煽り型新商品マーケティング」が存在するのではないでしょうか。

次々に目新しい商品を投入し、消費者の興味を惹き、買わせる。最初から生産ロットは決まっており、売り切れば、それで終わり。また、次の商品を出す。消費者は、常に新しいものを求めているので、新商品が出ればすぐに手を出します。

昔なら、ラーメンと言えば、定番品がよく売れ、家庭には決まった商品が常備されていました。しかし、消費者の食に対する興味はめまぐるしく変わり、次々に新商品を出すことが、要望に応えることになるのです。それが、新商品の連続技に繋がり、味の追求がおろそかになった理由です。

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明らかに“マズい”新商品をメーカーが出し続けなければならないワケ
https://www.mag2.com/p/news/523570
2022年1月4日 MAG2 NEWS 佐藤きよあき