上市消防署に勤務する40代の男性消防士が、滑川市のファストフード店でアルバイトしていたことが分かった。地方公務員法では原則として営利目的の副業が禁止されていることから、同署を管轄する富山県東部消防組合は6日、懲戒委員会を開き、処分内容を協議した。関係者によると、減給の懲戒処分を検討している。

 同組合などによると、男性消防士は上市町から同組合に出向し、現在は上市消防署に配属されている。昨年12月、同組合消防本部の職員が消防設備点検のため、ファストフード店を訪れた際、働いている男性消防士を見つけた。本人に聞き取りしたところ、事実を認めた。

 処分は今月中に決まる見通しで、同組合の石井正広消防本部次長は「職員が副業を持っていたことは誠に遺憾であり、適切に対応したい」とコメントした。

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