年末年始の那覇市の国際通りの1日平均の人出は、1年前の同時期と比べ2千〜4千人の範囲で増えた。昨年末は県内でも新型コロナウイルスの感染者が数十人と比較的少なく、繁華街などに繰り出す人が増えたことが、年明けの感染急拡大につながった可能性がある。
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(資料写真)観光客が徐々に増え、にぎわいを取り戻しつつあった那覇市の国際通り=2021年12月


 スマートフォンの位置情報から平均人口を調査するソフトバンク子会社「アグープ」のデータを分析すると、昨年から今年の年末年始の人出で最も多かったのは、官公庁などの仕事納めがあった12月28日の1万1961人。30〜31日にかけては9千人台で推移した。年明けは2日の7887人が最も多く、1、3日も7千人前後だった。

年末年始を見ると、2020年は12月28日の9214人が最多だったものの、21年末の同日より2700人以上少ない。大みそかの31日も20年は5636人、21年は9531人と3800人以上の差があった。年明け後も22年は7千人前後で推移を続けており、5千人台で推移していた前年より約2千人も多かった。

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/890186